ドラッグレース発祥の地、本場アメリカにはドラッグレースを主宰する団体がいくつもあります。NHRA/IDBA/AHDRA/PMRA/MIR/QMSO/NMRA PROSTAR/AMA PROSTAR/TX SHOOTOUT等です。中でも有名なのは”NHRA”(ナショナル・ホット・ロッド・アソシエーション)ですが、二輪はプロストッククラスのみの開催になります。最近流行のSBS(ストリートバイクシュートアウト)を開催している”AMA PROSTAR”や、出場車両がハーレーのみの”AHDRA”(オール・ハーレー・ドラッグ・レーシング・アソシエーション)が日本では一般的に知られている。
☆TOP FUEL } 参考タイム 5.8〜5.9sec 終速 約390km/h
燃料にニトロメタンを使い最高出力は1000PSを越すと言われる文字通り最速クラス。基本的に何でも有りで、エンジン2基掛け3基掛けもOKだが、車体の安定性やハンドリングが悪くなる為、現在は4気筒1基+燃料噴射+スーパーチャージャーが主流。それでも1000PSを越すのだからパワーは十分らしい。
☆FUNNYBIKE 参考タイム 6.4〜6.5sec 終速 約350km/h以上
FBクラスは仕様により細かく規定されていて、エンジン(4スト、2スト、Vツイン)、過給器の有無、使用燃料、キャブレーションの種類、ナイトロオキサイド噴射の有無等で9つに分かれる。が、4気筒ターボ+ガソリン燃料+ナイトロオキサイド噴射+キャブレター、又は4気筒ターボ+アルコール燃料+機械式燃料噴射が主流。ハーレーのトップフューエルとほぼ同じ位のタイムなので混走させて4気筒対V型2気筒の演出をする事も有る。
☆PRO MODEFIED {}{}{} 参考タイム 6.7〜6.8sec 終速 300km/h以上
外観は基本的にプロストックスタイルで、このクラスからトップクラスは6秒台に突入する。エンジンは排気量無制限(4気筒1基)でキャブ+ナイトロオキサイド噴射、又はターボ付き(ナイトロオキサイド噴射無し)で、前者が速い。勝敗には通過タイムだけでなく、通過スピード、リアクションタイムも関係してくるので速いだけではダメで、駆け引きも重要になってくる。2008年までのPRO STOCKの車輌はこのクラスに編入となっている。
☆PRO STOCK {}{}{}{}}{}{} 参考タイム 7.0sec  終速 約300km/h
NHRAやプロスターでも最も人気のカテゴリー。スター選手も多い。プロストックの名の通り、外観はデフォルメされているものの、ストック状態の車種が判別できなければならない。ドラッグ専用のローリングシャシを使い、エンジンは市販車ベースでケースはSTD改。排気量は無制限、燃料はガソリン+キャブ、過給器やナイトロオキサイド噴射は不可な為チューナーの技量が問われる。最低重量が4気筒とVツインでは異なり、Vツインが少し軽い。エントラント減少の為2008年途中から一時中断となっていたクラスだが、レギュレーションの大幅な見直しにより2009年より復活している。
☆600 SUPER SPORTS 参考タイム 9.6sec 終速 約220km/h
基本的に市販車無改造のストッククラスで、AMAロードレースと同じ決まりで走る。エンジン関係は基本的にマフラー交換とキャブセッティングのみ。バルブタイミングは調整できる。シフターは無し。ウイリーバーも無し。スイングアームも無改造。カウルはストックとフォルムであれば、アフターマーケット製も使用可。しかし、こんなストックライクなマシンで10.0〜10.2sec、終速約220kmをマークする。性能差が少ないため、ライダーの腕が丸見えになる。女性ライダーも多い。
☆1000 SUPER SPORTS }{} 参考タイム 8.8sec 終速 約250km/h
☆SUPER BIKE  参考タイム 8.4sec
AMAのスーパーバイク用のマシンが対象でAMAロードレギュレーションで争われる。4気筒750ccだとターボやニトロ可。ノンターボであれば1000ccまで可。フレームやカウルは基本的にはストックベースなので、ウイリーバーや車高を除けばスーパーバイクスタイルである。一見するとSBS車両にも見える。
☆ET
19.99sec以上であればエントリーできる、最も気軽に参加できるクラス。その中で”PRO ET”、”STREET ET”、”V-TWIN ET”の3クラスに分かれる。ドラッグウェイに愛車で乗り付けて、観戦ついでにそのまま参加、と言うパターンもあり。しかしPRO ETになるとシリーズ化されていたりと、マシーンも本格的になっていく。ナイトロオキサイド噴射も可。なにはともあれ、ここがドラッグレースの入り口になる。
☆SPORTSMAN ELIMINATOR
スポーツマンエリミネーターは有資格者のみで争われる。ポイントはチャンピオンシップで与えられる。以下のクラスが有る
○TOP ELIMINATOR  参考タイム 7.2sec
スポーツマンクラスに属し、トップエリミネーターはその中の最速クラスとなる。ターボ又はナイトロオキサイド噴射のどちらかが使える。ライダーを含む最低重量が600ポンド以上で、リヤタイヤが7インチのスリックまでである事。それ以外は基本的にはなんでも有りだ。
○SUPER GAS  基準タイム 9.9sec
スポーツマンクラスに属し、ストリートマシンをベースとして競い合うクラス。ハーレーも可。基準タイム1/4マイル9.9sec、1/8マイル6.25sec。
○SUPER COMP  基準タイム 8.9sec
スポーツマンクラスに属し、プロスター公認のアフターマーケットパーツはなんでも使用OKというクラス。フレームもトラックやコスマンが使える。基準タイム1/4マイル8.9sec、1/8マイル5.7sec。
○TOP GAS  基準タイム 8.2sec
プロランクへの入り口とも言えるクラスで、ジュニアプロストックの別名を持つ。シャシはスーパーガスやスーパーコンプ等と同じでターボが使える。2ストも出場可。基準タイムが設けられ、1/4マイル8.20sec、1/8マイル5.20secとなる。トップエリミネーターと、のマシンとチューニングの条件差が少なく両クラスに参戦するライダーもいる。因みに基準タイムとはこのタイムよりも速いと失格になる、というものである。
☆STREET BIKE SHOOTOUT {}{}{}{}{}{} 参考タイム 7.1sec 約320km/h
現在、最も熱いクラスがストリートバイクで争われるSBSクラスだ。ストックスタイルを崩してはいけないというよりも、ストリートリーガルでなくてはいけない。ナンバー、ライト、等は装備しなくてはいけない。タイヤもストリート用が義務付けられる。ストリート仕様を示すために、レース前に一般公道を先導車付きで走行しなくてはいけない。時にはエンジンストップも命じられる。その後30秒以内に再始動できないと失格になったりする。最速クラスでは、400〜500PSを搾り出す車両にこれは結構つらい。エンジンは排気量も含めて改造無制限。ターボ、スーパーチャージャー、ナイトロオキサイド噴射可。ウイリーバー不可。ロングスイングアーム可。有鉛高オクタン価ガソリン、メタノール、アルコール燃料可。フレームはスタンダードをベースとしヘッドパイプを寝かせてもOK。現在はRST(リアルストリート)、SST(スーパーストリート)、PST(プロストリート)の3クラスに分かれている。